ストレスとうまく付き合うために
私たちは、仕事や家庭、人間関係、生活環境の変化など、日々さまざまなストレスを感じながら生活しています。
ストレスというと、心や体に悪いものと思われがちですが、必ずしも悪い面だけではありません。適度なストレスは、集中力や意欲を高めたり、行動を起こすきっかけになったりすることがあります。
また、困難を乗り越えた経験が、自信や成長につながることもあります。
一方で、強いストレスが長く続くと、心身の不調につながることがあります。
大切なのは、ストレスを完全になくすことではなく、自分の状態に気づき、無理のない方法で上手に付き合っていくことです。
ストレスの原因を整理してみましょう
ストレスの原因は、一つとは限りません。
・ 進学、就職、結婚、出産、転居などの生活の変化
・ 仕事の内容や量
・ 家庭での夫婦関係や親子関係
・ 職場での人間関係
・ 友達や恋人との関係
・ 子育てや介護
・ 経済的な不安
・ 病気や体調の変化
「ストレスがある」とひとまとめにせず、「何が負担になっているのか」「どのような場面でつらくなるのか」を整理すると、対処法が見つけやすくなります。
すべてを一度に解決できなくても、改善できそうなことから一つずつ取り組むことで、心に余裕が生まれることがあります。
心や体からのサインを見逃さないでください
ストレスが強くなったり長く続いたりすると、心や体にさまざまな変化が現れることがあります。
・ よく眠れない
・ 朝起きるのがつらい
・ 疲れが取れない
・ 食欲がない、または食べ過ぎる
・ 頭痛や肩こりが続く
・ 気分が落ち込みやすい
・ イライラしやすい
・ 集中できない
・ 以前楽しめていたことを楽しめない
こうした変化は、心や体からのサインかもしれません。
「最近、少し無理をしているかもしれない」「いつもの自分と違う」と気づくことが、解決への第一歩です。
避けられないストレスとの付き合い方
生活の中から、すべてのストレスをなくすことはできません。
新しい環境に慣れることや、責任のある仕事に取り組むことなど、生活の変化や成長には一定のストレスが伴います。
このようなストレスは、準備や行動を促し、自分の力を発揮するためのエネルギーになることもあります。
ただし、無理を続けることが成長につながるわけではありません。
「一人で乗り越えなければならない」と考えるのではなく、「どうすれば負担を減らせるか」「周囲に頼れることはないか」
という視点を持つことが大切です。
自分に合った対処法を持ちましょう
ストレスへの対処法は、一つだけではありません。
体調や状況に合わせて選べるよう、いくつかの方法を持っておくと安心です。
例えば、次のような方法があります。
・ 十分な睡眠や休養をとる
・ 軽い運動や散歩をする
・ 好きな音楽や映画を楽しむ
・ 食事をゆっくり味わう
・ 趣味や創作活動に取り組む
・ 入浴や深呼吸で体を休める
自分が「少し気持ちが楽になる」「頭を切り替えられる」と感じる方法を見つけておくことが大切です。
心のよりどころを増やしましょう
仕事や家庭など、一つのことだけに生活の重心が偏っていると、そこで問題が起きたときに大きな負担を感じやすくなります。
趣味、友人との交流、運動、地域活動、学びなど、自分にとって大切な居場所や楽しみをいくつか持つことは、心の支えになります。
生活の中に複数のよりどころがあると、気持ちを切り替えやすくなり、ストレスへの対応力を高めることにもつながります。
お困りの際はご相談ください
「最近つらい」「以前より疲れやすい」「眠れない日が続いている」「なかなか調子が戻らない」と感じるときは、早めにご相談ください。
(新宿渋谷メンタルクリニック)
